◆合格者情報
お名前orニックネーム: いわくん
合格された試験: Python3 エンジニア認定データ分析試験
Q1:Python経歴年数とPythonに出会った際の第一印象についてお教えください。
Pythonの経験は約4年になります。
大学2年生のとき、新型コロナウイルスによる自粛期間を利用して、独学でPythonの学習を始めました。近所の本屋で手に取った初心者向けの参考書を使い、notebookにコードを書き写しながら一つひとつ理解を深めていきました。初めて触れたときは、「これがどのようにAIやアプリケーション開発につながるのだろう?」と不思議に思っていましたが、自分が書いたコードが実際に動き、形になって結果を返してくれることに大きな感動を覚えました。この体験が、プログラミングへの興味を一層深めるきっかけとなりました。
Q2:Pythonエンジニア認定試験を受けたきっかけと勉強方法についてお教えください。
現在、大学院で都市工学の研究に取り組んでおり、日常的にPythonやRを活用しています。ただ、研究が特定の分野に特化しているため、頻繁に使うライブラリや変数は難なく扱える一方で、それ以外の知識が乏しいことを感じていました。
将来的に社会に出た際には、チームのメンバーが書いたコードを理解し、共同で開発を進める必要があると考えています。そのとき、基本的な知識が欠けていると業務に支障をきたす可能性があると感じました。そこで、この試験を通じてPythonの基礎を網羅的に学び直し、スキルの底上げを図りたいと思い、受験を決意しました。
試験対策では、基本的な操作に関しては特に苦労することはありませんでした。一方で、これまで触れる機会のなかった内容や知らない部分は参考書を活用しながら、丁寧に学習しました。学んだ知識を「どのように実務や研究に応用できるか」を意識しながら進めたことで、理解を深めることができました。
Q3:Pythonエンジニア認定試験を受けて満足していますでしょうか?
はい、非常に満足しています。私は普段からpandasを得意としており、ついpandasでコードを書いてしまう癖があります。その結果、numpyやscipyといったライブラリを避ける「逃げコーディング」をしてしまうことがありました。今回の受験を通じて、numpyやscipyなどの基本的なライブラリを改めて一から学び直すことができました。
この経験を通じて、より整った、効率的なコーディングができるようになり、Pythonの幅広い活用方法を再認識する良い機会となりました。
Q4:会社からの受験補助や資格手当がありましたでしょうか?
現在、大学院生なので、ありません。
Q5:Pythonエンジニアとして大事にしていることはなんですか?
データサイエンスのスキルを大切にしています。Pythonは他の言語と比べてデータサイエンスに特化した豊富なライブラリが揃っており、これらを効果的に活用するには幅広い統計や数学の知識が欠かせないと考えています。ライブラリの機能を深く理解し、データを正確に分析・解釈できる力が、Pythonエンジニアとしての基盤になると考えています。
Q6:「Pythonic」について、一言お願いします。
数学やコンピュータサイエンスを専門としていない私のような人間は、自由にコーディングをする中で独特の癖がついてしまうことがあると感じています。そのため、Pythonの基礎を学び直すことで、メンバー間でコードの書き方に共通認識を持つことができる点は非常に意義があると思います。「Pythonic」なコードは、可読性や効率性を高め、チーム全体の開発体験を向上させる重要な考え方だと感じます。
Q7:Pythonエンジニアとしての今後の計画・夢・目標についてお教えください。
私の目標は、「人々が楽しく自由に暮らせる街づくり」に貢献することです。そのために、土木工学、特に都市工学を専門に研究しています。近年、土木工学とデータサイエンスを組み合わせた研究や応用は非常に注目を集めており、この分野は今後さらに発展する可能性を秘めています。
Pythonを活用したデータ分析やシミュレーションを通じて、このホットな領域での第一人者となり、持続可能で快適な都市設計を実現するための新しい道を切り開きたいと考えています。