富士通Japan株式会社 まつけん様のPython 3 エンジニア認定実践試験合格体験記を公開しました

◆合格者情報
所属会社:富士通Japan株式会社
所属会社のURL:https://www.fujitsu.com/jp/group/fjj/
お名前orニックネーム:まつけん
合格された試験:Python3エンジニア認定実践試験

Q1:Python経歴年数とPythonに出会った際の第一印象についてお教えください。
Pythonに初めて出会ったのは大学2年の春でした。
コロナ禍で大学がオンライン授業となり暇になったこと、そして当時アルゴリズム関連の講義を取っていたことをきっかけに、講義で習ったアルゴリズムをPythonで実装してみたのが最初の出会いです。
当時はJavaを主言語としていたのですが、Javaと比較して簡単に記述できる(コードの可読性が高い)点が良いと思いました。一方で、Javaと異なり型の宣言やオブジェクト指向が必須ではないため、それらをきちんと理解せずにコードを書けてしまう点が初学者にはむしろ不向きでは、と感じていました。
そのため、巷で言われていた「Pythonは一番簡単な言語」というのは半分正しく半分誤りで、初学者は他のオブジェクト指向言語を理解してからPythonに手を出すべきではないかと今も考えています。(そうすると、Pythonがいかに「簡単か」というのが身に染みてわかると思います)

Q2:Pythonエンジニア認定試験を受けたきっかけと勉強方法についてお教えください。
上記のようにPythonは独学で学習していたのですが、入社後にPythonのコードを解読する機会がありました。独学でPythonをなんとなく分かったつもりでいたのですが、会社のコードを見ながら、enumerateやzipなど、「これを使わずに今まで何て無駄なコードを書いていたのだろう」と思わされるような技術に出会いました。また同時期に「プログラミング ビットコイン」という書籍で特殊メソッドという概念に出会い、Pythonの奥深さに衝撃を受けました。そこで、今まで「分かった気になっていた」Pythonを実務レベルで理解し、綺麗なコードを書けるようになるために今回の試験を受験しました。
勉強自体は、受験宣言をして書籍を頂けるキャンペーンに申し込み、頂いた公式教本を読み進めていく形で勉強しました。特に興味のある部分はコードを書いて手を動かしながら学習しました。テキストを一周した後は、模擬問題を解けるwebアプリを使って問題演習しました。学習期間は1.5ヶ月ほどだったと思います。

Q3:Pythonエンジニア認定試験を受けて満足していますでしょうか?
非常に満足しています。これまで知らなかったパッケージやモジュールをフル活用して、業務に耐えうる、質の高いコードを書くことができました。リスト内包表記やアンパック、ジェネレーターは競技プログラミングにもとても役に立っています。

Q4:会社からの受験補助や資格手当がありましたでしょうか?
ありません。

Q5:Pythonエンジニアとして大事にしていることはなんですか?
Pythonの思想の中に「Thereshouldbeone–andpreferablyonlyone–obviouswaytodoit.」というものがあります。Pythonでは常に「一つのより良いコード」が存在する、ということなのですが、私はこの思想を胸に、Pythonのコードを可読性が高いか、冗長なことをしていないか、吟味するように心がけています。

Q6:「Pythonic」について、一言お願いします。
上述のZenofPythonと同義かなと思っています。あとは名前の由来であるモンティパイソンのようなバカバカしさもとい遊び心を忘れずにコーディングすることもPythonicな心意気なのではないでしょうか。

Q7:Pythonエンジニアとしての今後の計画・夢・目標についてお教えください。
周りにコードレベルでAIを理解している人が少ないため、AIエンジニアとしてAIの開発スキルを身に付け、極めて高い技術力でチームを引っ張っていくことのできるスーパーエンジニアになりたいです。

PAGE TOP