データ分析試験が一万人を超える)個人にとって会社にとって重要なデータ分析とは

こんにちは。Pythonエンジニア育成推進協会の吉政でございます。今日は「個人にとって会社にとって重要なデータ分析とは」という内容で私見を述べたいと思います。

お陰様でPython 3 エンジニア認定データ分析試験は開始から2年と9か月で受験者数が1万人を超えました。受験いただいた皆様、ご支援いただいた皆様、本当にありがとうございました。これは民間IT試験としてはかなりのハイペースになります。皆様がご存じの有名なIT系の資格の多くもスタートして3年で1千名から3千名の受験にとどまることが多いからです。

このようにデータ分析試験が評価されている背景には、試験問題や主教材の評価が高いことや認定スクールの研修コースの満足度が高いからなどがあると思いますが、それ以上に自社によるデータ分析のニーズが高いからと考えています。

データは企業にとって重要な資産であり、分析は収益改善の最善手である

長年マーケッターとして活動をしてきた経験からも企業が所有する重要な資産は著作権や特許などの権利もの、動産などもありますが、特に最近重要視されているのがデータになります。これは企業活動のログであり、このログから様々なことが分析できます。購買要因や失注要因、利益を生み出す源泉、収益悪化の要因、離職率の要因などなど、分析がしっかりしていると、企業の過去と今、将来の可能性の全てが分析できます。これにより、現状のリソースを最大限生かせた収益拡大ができるようになります。それ故に、デジタル化や見える化が重要と言われています。そこで、多くの企業はまずはデジタル化を推進し、全方位的なデータの蓄積を行うようになっています。

データ化されていない企業や分析がされていない企業は得てして主観による議論と判断になることが多いです。経験者が長年の経験則と勘で議論し、判断するような局面はよくあります。しかしながら、30年間マーケッターとして一線を走ってきた経験からも、データ分析してわかることは意外に多いです。また、企業として正しい姿としては、特定の優秀な社員に業務が依存するような業務の俗人化は避けたいはずです。その意味でも、データ分析による見える化は重要とされています。

デジタル化を活かせていない原因は定義力と分析力の不足

実はデジタル化をしてから分析力を上げましょうでは遅いことが多いです。その理由はデジタル化をする際に、将来分析される可能性があるデータの持ち方の定義を行うことが前提になるからです。データのフォーマットを途中で変更すると、過去にさかのぼってフォーマットを変更しなければならなくなったり、場合によってはそれができないこともあります。それ故に、デジタル化をする際に、まず全社共通のデータフォーマットをかなり初期に議論することが多いです。意外なことかもしれませんが、簡単な話でいえば、お客様の所在地や役職、名前のフォーマットが違うことも多いです。部門によっては姓名を一緒にしていたり、わけていたり、住所も都道府県と市町村を分けていたりいなかったり、採番フォーマットがかぶっていたりと、全社共通のデータフォーマットを決めるだけでも平気で1年がかかることもあります。

データフォーマットを揃えるだけでも大変なのに、将来に実施するデータ分析を予想してフォーマットを作るには、データ分析の本質を理解しておく必要があると思うのです。そして、データ分析は自社の事業を把握する有効な手段であるため、やはり自社でできるようになった方が良いですよね。それ故に、Pythonを使ったデータ分析を学び、本質も理解し、自社でメンテナンスをできるようにしたいと思った方々が多いのだと思います。

データ分析力の向上はキャリアアップの強い味方

データ分析力が高い方は、そもそも洞察力に長け、その人の発言は分析結果をもとにした客観的でわかりやすい発言が多くなります。結果的にその人の行動は収益につながりやすくなるため、社内でのキャリアアップはもちろん、転職時にもキャリアアップしやすいくなるはずです。

ここから先は転職時や副業時の話になりますが、データ分析力が高いことの証明は、実績を述べるだけでは足りないことがあると思います。やはりここは本質的な理解ができていないと、面談時の質問にあたふたしてしまうことがあると思います。そういう意味では、Pythonを用いたデータ分析をマスターしておくと、本質的なところまで理解できるように思えます。その本質に加えて、データ分析の試験に合格をしておくと、より確実だと思います。当たり前ですが、同じ素養の人が二人いて、試験に合格している人とそうでない人がいれば、合格している方が採用されやすいはずです。

いかがでしたでしょうか?

Pythonによるデータ分析に興味がある方は、是非以下の試験のページをご覧ください。

試験は学習のガイドラインであり、まずはここまで理解することをお勧めしますという物差しでもあります。

Python 3 エンジニア認定データ分析試験
https://www.pythonic-exam.com/exam/analyist

それでは皆様の学習の成就と試験合格を心からお祈り申し上げます。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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