◆合格者情報
・お名前:丸山 貴正
・エリア:関東
・合格された試験:Python3エンジニア認定基礎試験
Q1:Python経歴年数とPythonに出会った際の第一印象についてお教えください。
出会ったのは昨年の1月ごろなので、もう2年ほど前になります。独学で身に付きそうな言語を探していて、未経験に比較的易しい&AIや機械学習でHOTになっているという噂でPythonに出会いました。軽いC++やC#には触れた経験がありましたが、最初にコードに目を通して、「見やすい」「書き方がシンプル」という印象を受けた記憶があります。
Q2:Python技術者認定試験を受けたきっかけと勉強方法についてお教えください。
存在は以前から知っており、自分の会社で資格報奨金制度というものに載っていたのが受験するキッカケとなりました。うちでは、合格すると1万円もらう事ができた為です。勉強方法につきましては、試験を調べるにあたりネットの方で、まず過去問を見てみようと調べました。ですが、比較的新しい試験ということもあり、公式の過去問は見つからず、結局はDIVE INTO CODEさんの方で実施されてる模擬試験を解くことになりました。今の自分でどのくらいとれるかと、最初はノー勉で受けて、半分ほどという悲惨な結果に終わりました。(笑)でも、間違えたところ周りの知識を、Python公式ドキュメント(この試験の試験範囲に指定されている学習書のウェブ版ですね)を読み漁ることで、1時間後の再受験では合格まであと1問というところに至ったので、これはいけると思いすぐ応募したのがキッカケです。私の場合、Python3の言語そのものの基礎理解は元々、1年ほどかけてじっくり学んでいたので試験範囲を一から学び直す必要はなく、自分が知らなかったモジュールや、インタプリタ周りの知識を覚えるだけでよかったので2,3日公式ドキュメントにざっと目を通した、というのが勉強方法になります。
Q3:Pythonエンジニア認定試験を受けて満足していますでしょうか?
はい。元々の勉強は完全な独学でしたので受かる自信は無かったのですが、資格という一つの指針を設けて頂けたことで、自分の実力と抱く劣等感の誤差は、少し狭まったんじゃないかと思います。また、自分がどのくらいPythonやってるよ、これくらいまでならできるよ、というのを、エンジニアは言葉で端的に説明するのは難しいと思います。(ソースコードが見せられるなら早いですが) それを他人にパッと証明できる一つの形として、今回の試験は受けて良かったかなと思いました。
Q4:会社からの受験補助や資格手当がありましたでしょうか?
Yes
先述の通り、うちの会社では合格すれば1万円の報酬金と受験費が補助されました。未経験から入った同期でも取得してる人はそれなりに多く、基本情報技術者処理試験に次ぐ人気度だったりします。(笑)それだけ注目度が高く、また、エンジニアの第一歩として足を踏み出しやすくしてくれる試験なのかもしれませんね。
Q5:Pythonエンジニアとして大事にしていることはなんですか?
他の言語と比較して、Pythonの良さはシンプルさだと思います。良くも悪くも、シンプルであるが故に読みやすく、初心者でも敷居は低いです。但し、エンジニアとして仕事をするのであれば「徹底したシンプルさの追求」が大切かなと思っています。シンプルなコードで機能するならば、そのPythonを活かすには自分自身が如何に同じ処理をシンプルに落とし込めるかが、Pythonの味を引き出す上でとても重要な考え方だと思っています。
Q6:「Pythonic」について、一言お願いします。
出ましたね(笑)。インタプリタで、import thisと実行すれば出てくる’’The Zen of Python’’。
如何に設計者が、シンプルさを重視してこれを書いたかが伝わってきます。
読みやすさ、単純さ、明白さ。1つの単語では説明しつくせない、Pythonの特徴を詰めるだけ詰め込んだ造語としてこの言葉がより広く、Pythonを学習するエンジニアの人達へ、心得として浸透していってほしいですね。ただコードを扱えるだけでは、パイソニックとは言えません。気持ちいい筆記に鉛筆の芯を尖らせるように、Pythonのコーディングも味を引き出していけるのが、一流のエンジニアかなと思ってます。
Q7:Pythonエンジニアとしての今後の計画・夢・目標についてお教えください。
最近は機械学習のライブラリも充実していて、統計の知識とかけ合わせれば趣味で簡単な教師あり学習などは行えるような時代になってきたのかな、と思っています。なので私は、人間が理解できないような身の回りの文脈を敢えて、学習させると機械はどういった学びを得るのかな、といったことなどを検証していけたらなと思いますね。
ありがとうございました。