◆合格者情報
お名前orニックネーム: Yusuke
合格された試験: Python 3 エンジニア認定実践試験(Python Super Engineer)
Q1:Python経歴年数とPythonに出会った際の第一印象についてお教えください。
私がPythonに初めて触れたのは、あるツールの設定を記載する際にPythonを利用したことがきっかけでした。それまで、C言語やJavaなどの言語を扱った経験がありましたが、Pythonはそれらとは大きく異なる印象を受けました。
特に驚いたのは、インデントが文法として重要な意味を持つことや、for文の記述方法がrangeを使うなど、これまで慣れ親しんだ言語とは違う書き方が求められる点です。最初にコードを見たときは正直、チンプンカンプンで「なんだこの言語は?」と思ったのをよく覚えています。
それから約10年、Pythonを使い続け慣れていく中で、シンプルで読みやすい構文や豊富なライブラリの便利さを実感し、今では一番プログラムを書きやすい言語はPythonになりました。
Q2:Pythonエンジニア認定試験を受けたきっかけと勉強方法についてお教えください。
知識を体系的に整理し、資格試験を通じてスキルを証明することを目標に、「Python 3 エンジニア認定実践試験」に挑戦することを決めました。
勉強方法としては、まず認定教材である技術評論社の「Python実践レシピ」を読み込み、基礎知識をしっかり固めました。さらに、実践的な問題に慣れるために、模擬試験を提供しているサイトを2つ利用し、毎週末に模擬試験を解く習慣をつけました。9割以上正解できることを目標に模擬試験を実施し、よく間違える分野や苦手意識がある分野について、上記の本の該当章を週末までに再度読み直し、再度模擬試験を受ける、ということを繰り返し実施しました。
Q3:Pythonエンジニア認定試験を受けて満足していますでしょうか?
試験を受けて大変満足しています。狙い通り、Pythonの基礎文法や基本的なライブラリの使い方を体系的に習得できたという実感があり、これまでの経験を整理しながら知識を深める良い機会になりました。
また、試験勉強を通じて改めてPythonの魅力を再認識し、ますますPythonでコードを書きたくなっただけでなく、さらに技術を極めたいという意欲も湧いてきました。今回得た知識を活かしながら、今後もPythonを活用し続けていきたいと思います。
Q4:会社からの受験補助や資格手当がありましたでしょうか?
受験補助があり、試験料を全額負担してもらえました。さらに、資格を取得すると奨励金ももらえる制度があったので、「これはもう絶対に合格しなければ!」という気持ちになり、勉強にも自然と力が入りました。おかげで、しっかり対策をして本番に挑むことができましたし、無事一発合格できました。
Q5:Pythonエンジニアとして大事にしていることはなんですか?
「シンプルで分かりやすいコードを書くこと」を意識しています。そのために、PEP8に準拠する、無駄な処理を減らす、シンプルなロジックを心がけることを大事にしています。Pythonの「可読性の高さ」という強みを活かすためにも、誰が見ても理解しやすいコードを意識することが重要だと思っています。(ただし、今時点では他人にコードを見せる機会があまりないので、後で自分が見て混乱しないようにという意味合いが強いです。)
また、Jupyter NotebookやIPythonを活用し、トライアンドエラーを繰り返しながら少しずつやりたいことを実現していくスタイルも大切にしています。Pythonは「試しながら作る」ことがしやすい言語なので、手軽に実行できる環境を活用することで、思考を整理しながら効率よく開発を進めることができます。さらに、Pythonは豊富なライブラリが揃っていることも特徴だと思います。そのため、極力自分で処理をゼロから作りこむのではなく、適切なライブラリを活用するようにしています。
Q6:「Pythonic」について、一言お願いします。
「シンプルで明快、そして読みやすい」
これがPythonicの本質だと思います。
最初は、ほかの言語からPythonに来ると、独特の書き方やルールに戸惑うこともありますが、慣れてくるとそのシンプルさと分かりやすさに惹かれ、むしろ他の言語で書くときに「Pythonだったらもっとスマートに書けるのに・・・」と感じるようになります。
また、Pythonicという考え方があるおかげで、Web上のPythonのサンプルコードが統一感を持ち、理解しやすいのも大きな利点だと思います。
Q7:Pythonエンジニアとしての今後の計画・夢・目標についてお教えください。
データ分析の分野に興味があり、より深く学びたいと考えています。そのため、Pythonのスキルを活かしながら、データ分析の知識をさらに磨いていくことが今後の目標です。「Python 3 エンジニア認定データ分析試験」や「分析実践試験」の取得も視野に入れ、体系的に学習を進めていきたいと思っています。
また、現状では調べながらコードを書くことが多いので、もっとスムーズにPythonを扱えるようになりたいという課題もあります。コードを書くこと自体が目的ではなく、プログラミングを通じて「やりたいこと」を実現することが本来の目的のため、Pythonの文法やライブラリを使いこなし、データ分析のアイデアを素早く形にできるようになりたいと考えています。
Pythonを活用しながら、データ分析のスキルを深め、実践的に活かせるようこれからも学び続けていきたいと思います。