◆合格者情報
お名前orニックネーム:051_ANNR
合格された試験:Python3エンジニア認定基礎試験
Q1:Python経歴年数とPythonに出会った際の第一印象についてお教えください。
経験年数は1年ほど。オンプレ環境メインのネットワークエンジニアで、プログラミングは主業務ではなかった。ノンプログラマーの初心者でも学習しやすい言語として、Pythonの評判が良かったため、学習してみることにした。
当初は、大量のネットワーク装置ログから必要な情報を抽出するようなツールを作りたいと考えており、認定試験の合格は目標にしていなかった。見たことがあるVBAと比較した所感だが、確かに記述やインデントの考え方は、ノンプログラマーにもわかりやすく、コードはすっきりして見やすいと感じた。
また、インターネット・書籍などにおいてもナレッジが見つけやすく、またAIチャットも活用できることから、初心者であっても相当に敷居は低いと感じる。
Q2:Pythonエンジニア認定試験を受けたきっかけと勉強方法についてお教えください。
目的のツールを作成した後、きちんと系統立った知識として整理しておきたいと感じた。そこでやっと認定試験の存在を知り、まずは基礎試験を受験してみることにした。受験料がCiscoなどのベンダ資格より良心的だったことも決断の後押しになった。
勉強方法はインプレスの黒本を一通り読んだり、無料の模擬試験を何周か解いた。うまく理解できない問題は実際にコードを書いてみて、動きを確認していた。Pythonチュートリアルは教科書としても、手元に置きたいリファレンスマニュアルとしても魅力を感じなかったので購入せず。書籍版よりわかりにくいインターネット公開版のほうを読んでいた。読んでも理解できない箇所は、インターネットや動画サイトで調べていた。
Q3:Pythonエンジニア認定試験を受けて満足していますでしょうか?
理解が深まり、知識も整理されたという意味では満足している。
ツールを作るときは「とりあえず動けばいい」「流用しやすければよい」を重視しがちだったため、深く理解する前にとりあえずで動かせていた箇所が多かった。学習を通して、そうした「理解した気になっていた」という箇所を総点検できた。クラスの概念など、新しく知ったこともあるため、作ったツールについてもより改善できる余地がありそうで、プログラミングの奥深さを知る良いきっかけになったと思う。
Q4:会社からの受験補助や資格手当がありましたでしょうか?
合格した場合かつ、当期の目標設定と合致する場合にのみ、受験料を経費として申請することは可能だった。私の場合は、後者の条件を満たしていなかったので申請はできなかった。
ただ、受験料は自腹でも飲める金額だったので、あまり気にしなかった。
Q5:Pythonエンジニアとして大事にしていることはなんですか?
・コードの頭に構成や変数の命名規則を書く
・変数の命名はわかりやすくすること
・可能な限り、使いまわしがきくような構成にすること
私の業務では、関数を組み合わせ、必要に応じて関数を呼び出すようなコードにしていた。そうすると、関数単位で別のコードに流用ができたため。
Q6:「Pythonic」について、一言お願いします。
ノンプログラマーの立場からの所感になるが、初心者はまずはきれいなコードを書くことを目指すよりも、動かしてみて「楽しい」を実感するほうが良いと思う。そうしてできたコードを、「他の人が見てもわかりやすい記述にするには?」という観点で書き直してみるようになったときに、「Pythonic」の考え方を意識するほうが定着するのではないかと思う。
コードを書く際には大切にするべき概念であることは確か。
Q7:Pythonエンジニアとしての今後の計画・夢・目標についてお教えください。
ネットワーク領域の業務は他にもPythonは活用できると聞いているが、具体的なイメージがまだつかないため、まずはネットワークにおけるPythonの活用について、基本的な学習を少しづつ進めたい。
「Pythonとネットワークの自動化基礎検定」の内容を参考に学習を進め、実際の業務での活用シーンを自発的にアイデアを出せるようになることを、直近の目標として考えている。