◆合格者情報
お名前orニックネーム: やまねこ
合格された試験: Pythone3エンジニア認定実践試験
Q1:Python経歴年数とPythonに出会った際の第一印象についてお教えください。
2年くらいだと思います。当時、プログラミング経験はまったくのゼロで、コードを書いたこともなければ言語の種類も何もしらない状態でした。
たくさんの調べ物をしなければならない仕事をしていて、「これは人の手では無理じゃないか」と感じてWebで自動化について調べ始め、Pythonを使ったスクレイピングについて知りました。
第一印象は正直、まったく何のことだかわからない、という感じでした。経歴、といっても本にのっているコードを写経してパスや変数を少し変えて動かすというようなことしかできていませんでしたので、実質ゼロ年といっての過言ではないと思います。
Q2:Pythonエンジニア認定試験を受けたきっかけと勉強方法についてお教えください。
2022年の9月から参加している経済産業省のマナビDXクエストという事業に参加したことです。
人工知能、機械学習、DXと、新しい技術や考え方を業務に落とし込んで実装していく方法について課題をこなしていくんですが、その中でPythonを使う需要予測のモデル作成の課題には全く歯が立ちませんでした。そこで、Pythonの書き方について系統立てて学びたいと思い、本試験にチャレンジしました。基礎試験ではなくて、いきなり実践試験を選択したのは、ハードルを上げることで試験学習に真剣味を持たせるためです(ちょっと無理がたたりましたが。。。)。
勉強方法は、ひたすらテキストのコードを書きながら音読を繰り返しました。最初は本当に環境構築すらできず、テキストに書かれているコードをどこに書いたらいいのかすらわからない有様でしたが、本読みの3周目あたりからと理屈がわかるような気がしてきました。
Q3:Pythonエンジニア認定試験を受けて満足していますでしょうか?
はい。これまでにない困難なチャレンジでしたが家族と知人の助けもあり合格できました。
非エンジニアの社会人が一念発揮してリスキリング、今ではプログラミングを学びなおして自分の業務の自動化やデータエンジニアのようなことをしたくなる。よくある話だと思います。
しかし、通常業務の繁忙や家族との時間を削って学習を続けることは非常に難しいものです、私自身、部屋の本棚に初心者向けのPython本が積ん読状態で溜まっています。こうした書籍を読む中で挫折してきた理由は、著者により書き方が違っていたり、コードの意味がよく解説されていなかったりすることでした。
本試験の学習過程では、スポーツの基礎練習のようにコードを書く基本を標準ライブラリを使って学ぶことができます。便利なサードパーティーのライブラリを使うには、基本を知ったうえで使うことが大事なことだということを気づかせてくれました。
Q4:会社からの受験補助や資格手当がありましたでしょうか?
ありません。
Q5:Pythonエンジニアとして大事にしていることはなんですか?
エンジニアではないので、自分の業務を自動化・効率化している程度ですが、仕事でコードを書くときはとにかく「明日の自分が読んでもわかる」ように心がけています。
Q6:「Pythonic」について、一言お願いします。
美しく書ける仕様になっている、ということはルールデザイン上も理にかなっていると思います。
Q7:Pythonエンジニアとしての今後の計画・夢・目標についてお教えください。
自分が地方の過疎地に暮らしていることもあり、IT系エンジニアやデータサイエンスのような仕事を子供たちが目にする機会はすごく少ないです。仕事に限らず、趣味としてでも、こうしたエンジニアリングやデータサイエンスにPythonを使った活動ができることを見せてあげたいと思っています。時と場所をそれほど選ばない働き方が広がれば、自分たちが暮らす町にいたままでいろいろな仕事につくことができる、そんなロールモデルになれればいいな、と思います。