Python 3 エンジニア認定実践試験

◆「Python 3 エンジニア認定実践試験」実施概要

Pythonは将来にわたって大きく普及が期待されている、人工知能や機械学習、ビッグデータ、データ分析、ネットワークインフラ、Webシステムの分野において中心的活用されており、Pythonエンジニアを中心とした大きなビジネス市場が形成されると期待されています。この拡大するPython業界において、当協会としては「Pythonic」を理解したプログラマーを育成するべく、Python 3 エンジニア認定基礎試験とPython 3 エンジニア認定データ分析試験を実施してまいりました。お陰様で受験者数は年間で1万人を超えるようになりました。昨年末に経済産業省が定めるガイドラインITスキル標準(ITSS)のISVマップにPython 3 エンジニア認定基礎試験とPython 3 エンジニア認定データ分析試験が掲載され、2022年は更に受験者数が増加する見込みです。そこで、より実践的なPython文法を問う試験を展開することで、Python初学者の学習指針とし、プログラマーのコーディング力の底上げを図るべく、「Python 3 エンジニア認定実践試験」を実施することにいたしました。(2022年10月)

※「Pythonic」 https://www.pythonic-exam.com/pythonic

◆「Python 3 エンジニア認定実践試験」概要

試験名:Python3 エンジニア認定実践試験
(英名:Python 3 Certified Engineer Practical Examination)
資格名:Python3 エンジニア認定実践試験合格者
(英名:Python 3 Certified Practical Engineer)
概要: Pythonを実践的に使っていく上で重要な仕様やライブラリの使い方を問う試験
受験料金:1万2千円(税別) 学割6千円(税別)
問題数:40問(すべて選択問題)
合格ライン:正答率70%(700点)
900点以上得点された方は、Python Super Engineerを名乗ることができ、以下のロゴを使用することができます。合格体験記に応募された場合、クリスタルペーパーウェイトが贈呈されます。(満点の方の場合は名前入りのペーパーウェイトの贈呈になります)

試験時間:75分
試験センター:全国のオデッセイコミュニケーションズCBTテストセンター
主教材:「Python実践レシピ」(技術評論社)
著者:鈴木たかのり,筒井隆次,寺田学,杉田雅子,門脇諭,福田隼也
https://www.amazon.co.jp/dp/4297125765/

解説動画:

出題範囲:
主教材である「Python実践レシピ」(技術評論社)より以下の範囲と割合で出題する予定です。

タイトル問題数問題割合備考
1章Pythonの環境12.5%
2章コーディング規約25.0%
3章Pythonの言語仕様717.5%
4章Pythonのクラス37.5%
5章タイプヒント25.0%5.2 mypy は除く
6章テキストの処理410.0%
7章数値の処理00.0%出題なし
8章日付と時刻の処理25.0%8.4 dateutilは除く
9章データ型とアルゴリズム512.5%9.3 bisectは除く9.5 pprint は除く
10章汎用OS・ランタイムサービス25.0%
11章ファイルとディレクトリへのアクセス25.0%
12章データ圧縮とアーカイブと永続化00.0%出題なし
13章特定のデータフォーマットを扱う25.0%13.3 configparser は除く13.4 PyYAML は除く13.5 openpyxl は除く13.6 Pillow は除く
14章インターネット上のデータを扱う25.0%14.3 Requests は除く14.5 emai は除く
15章HTML/XMLを扱う00.0%出題なし
16章テスト37.5%16.4 pytest は除く16.5 pydoc は除く
17章デバッグ25.0%17.3 traceback は除く
18章暗号関連12.5%18.3 cryptography は除く
19章並行処理、並列処理00.0%出題なし

出題は、主教材からほとんどのサードパーティ製パッケージを除いています。

◆模擬試験

株式会社ダイビック提供 「Python 3 エンジニア認定実践試験」のオンライン模擬試験https://diver.diveintocode.jp/dive_into_exam/36

◆本試験のお申し込みは

以下のオデッセイ コミュニケーションズWebページよりお申し込みください。
https://cbt.odyssey-com.co.jp/pythonic-exam.html

◆実践試験の例題

以下にて実践試験の例題をご紹介します。実際の試験の難易度等にご参考ください。

例題1

次のコードを実行した結果から、【1】に入る正しいものを次の記述の中から選択せよ。

[コード]

li = [5, 1, 2, 3]
【1】

[実行結果]
[5, 3, 2, 1]

[選択肢]

  1. print(reversed(li))
  2. print(sorted(li, reverse=True))
  3. print(li.sort(reverse=True))
  4. print(li.reverse())

正解:2

例題2

次のコードをリスト内包表記に置きかえた場合の正しい記述を選択せよ。

[コード]

li = [] 
for i in range(10): 
    if i % 2 == 0: 
    li.append(i)

[選択肢]

  1. li = [i for i in range(10) if i % 2 == 0]
  2. li = (i for i in range(10) if i % 2 == 0)
  3. li = {for i in range(10) if i % 2 == 0}
  4. li = [for i if i % 2 == 0 in range(10)]

正解:1

例題3

次の【1】に入るコードの実行結果として、 エラーとなる記述を選択せよ。

[コード]

import datetime, zoneinfo
now = datetime.datetime.now(zoneinfo.ZoneInfo("Asia/Tokyo"))
【1】

[選択肢]

  1. now – datetime.datetime(2022, 1, 1, 0, 0,
      tzinfo=zoneinfo.ZoneInfo(“America/Los_Angeles”))
  2. now – datetime.timedelta(9)
  3. print(f”{now:%Y-%m-%d}”)
  4. now – datetime.datetime(2022, 1, 1, 0, 0)

正解:4

例題4

次のコードを実行した結果から、【1】に入る正しいものを次の記述の中から選択せよ。

[コード]

import json
data = 【1】
print(data[1])

[実行結果]
2

[選択肢]

  1. json.load([1, 2, 3])
  2. json.loads(“[1, 2, 3]”)
  3. json.dump([1, 2, 3])
  4. json.dumps(“[1, 2, 3]”)

正解:2


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