インテーザ・サンパオロ S.p.A. イタリア投資銀行 平川光彦様のPython 3 エンジニア認定データ分析試験合格体験記を公開しました。

◆合格者情報
・所属会社:インテーザ・サンパオロ S.p.A. イタリア投資銀行 Corporate & Investment Banking
・所属会社のURL:https://www.world.intesasanpaolo.com/agility-speed-co-operation-key-tokyo-success/
・お名前:平川光彦
・エリア:九州
・合格された試験:Python 3 エンジニア認定データ分析試験

Q1:Python経歴年数とPythonに出会った際の第一印象についてお教えください。
本腰を入れて勉強し始めた時期は、昨年2020年の5月頃からでした。新型コロナウィルスが勃発する直前までロンドンで勤務していましたが、初めて出会ったきっかけはBloombergという会社で働いていたときであり、これがなければPythonとの出会いはなかったかもしれません。第一印象は、Python技術者たちのフロアだけは完全に別世界で、まさに四次元ポケットの空間でした。(それがまた知的好奇心溢れる私を大いに刺激しました。)

Q2:Python技術者認定試験を受けたきっかけと勉強方法についてお教えください。
社会人になってからは厳しい現実を突きつけられ、何らかの専門スキルがなくてはこれから先強く生きていけないことを実感しました。新卒でロンドンに渡ったため余計にその想いが強く芽生えたかもしれません。実際に、外資系企業の本社では凄まじい競争社会が待ち受けていました。したがって、強い武器を得たいという欲求は自然と生まれ、それが偶然にもPythonだったのです。勉強方法については、開発環境をまずは整えてから実際に自分の手で叩いていくことが遠いようで近道なのではないでしょうか。とはいえこの開発環境を整えることすらかなり初心者にはハードルが高いです。また、プログラミングはバグやデータとの辛抱強い闘いであると考えていますので、実際に触らないことには記憶の定着も難しいと感じております。(数学の問題を理解しても、いざ自分で解くとなると解けないのと一緒かもしれませんね。)

Q3:Pythonエンジニア認定試験を受けて満足していますでしょうか?
はい、大変満足しています。前回受験した基礎試験では基本ですら苦戦は強いられましたが、今回の試験でもやはり一筋縄ではいかず、新たに数学や解析の知識も必要となる中で、また一つ大きな壁を乗り越えることができました。AIや数学は抽象的な論理展開であり、空間や多次元をイメージしなければならず、苦手とする人は多いと思います。しかしむしろ、それらのおかげで投資銀行業務での高度なリスク解析やプライシング推定ができるようになりました。これからもコツコツと学習を重ねてより高い価値をアウトプットしていけるようになりたいです。

Q4:会社からの受験補助や資格手当がありましたでしょうか?
(No)

Q5:Pythonエンジニアとして大事にしていることはなんですか?
大事にしていることは実務課題をPythonと共にどう乗り越えていけるかを考え抜くことです。実務経験がなければ現場の課題やニーズを十分に把握することはできません。Pythonを扱える技術がなければ、現場を理解しても問題解決のための活用や開発はできません。英語はもはや当たり前の時代であり、できたところで評価はされません。私たちに求められるスキルは年々高度化し複雑化しています。このような時代にPythonエンジニアが社会で果たす役割は非常に重要であり大変やりがいのあるものではないかと考えています。

Q6:「Pythonic」について、一言お願いします。
“つまらないことはPythonに任せられる”と多くの方が信じていると思います。確かにその言葉は間違っていませんが、実際に利活用できる技術をもっている人は決して多くはないという印象です。だからこそ相当なモチベーションがないと挫折してしまうと思います。実際に私は泣きながら食らいついていたときもありました。今となっては…。

Q7:Pythonエンジニアとしての今後の計画・夢・目標についてお教えください。
今後は技術力向上のため海外主催(ポーランド)の英語での試験を受験していきたいと思っています。また日々の業務においても積極的に利活用を推進していきたいと考えています。私の職場は本社がイタリアにあるため、世界で通用するPythonアナリストになれるようこれからも自分に負けない努力を続けていきます。

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